最近、屋根や外壁の塗り替えのチラシがよく投函されています。その多くは塗装屋さんです。
家の外部工事を塗装屋さんが扱うのは一部。屋根瓦、スレート、樋、外壁(サイディング・板金・左官・板・モルタル)、窓、扉(サッシ・木)、防水(コーキング・FRP)、木工事、タイル、石、仮設足場等で構成され塗装屋さんが全てはできません。
建設業法ではそれぞれ独自に許可を受けて資格を取得。複数の業種を扱う場合は、建築工事業の免許が必要です。対象は大工、工務店、建設業者。個別の許可でも請負金額が小さければ複数の業種でも法律違反にはならないようですが、後々のメンテナンスや責任を考えるとどうでしょうか。家のトラブルは雨漏れが一番多く、家の歪み、建具の不具合などが続きます。
最近は相見積もりの傾向が強く、安ければ正しい、高ければ間違いのように扱われますが、正しい施工方法に普通の金額を支払い手にした物は財産になります。トラブルがあってもその業者は逃げずに誠実に対応してくれます。一見ではなく、顧客になりましょう。