最近の相談者の中に、設備の異常・雨漏れ等の比較的細かなトラブルで困っている方が多くいます。話を聞くと、その家を建築した業者ではなく訪問営業やチラシ広告等で金額だけを比べて安い業者に工事を依頼し、その後のメンテナンスで対応してもらえず、困っている様でした。
本来家は建築した業者が後々迄面倒を見る仕組みです。家を作る時は15業種ほどの専門業者が携わります。その業者を総括的に把握し、手配するのが工務店・建設業です。各専門業者も免許や資格が必要ですが、工務店・建設業も総括する為の免許や資格が必要です。小さな工事だからと思って依頼したが、あれもこれもと工事を追加した結果、外壁の塗り替えを頼んだはずが水廻りや内装工事まで行い、後日雨漏りを見つけ修理を伝えると、できないと言われたそうです。
金額だけでその都度色々な業者に依頼していると、顧客への配慮が行き届いた業者との取引継続が難しくなってしまいます。リフォーム難民にならない為に、安心できる地元の工務店・建設業者を1社決める事です。