点検商法に気をつけて

先日梶原の知り合いから連絡があり、ユニットバスの高さの調整が出来ないが、どうしたらいいか教えて欲しいとのことでした。

よく話を聞いてみると、7年前に訪問販売の営業マンに薦められ、風呂場を改装しユニットバスに取替えたそうです。そして1年後にその業者がユニットバスの点検と称して現れ、床下に入りました。「この家は湿気がひどいから乾燥剤を入れないと家が腐ってしまう」と説得され、大量の袋入り乾燥剤を床下に敷き込みました。  また1年程してその業者が床下の点検に現れ、「この家は地震がきたら危ない」と土台と柱を結び付ける不必要な金物を大量に取り付けていきました。

我社で床下にコンクリートの土間をつくる蓄熱式の床暖房を施工した関係で、ユニットバスの下に手が入らなくなっていました。その後、例の業者がまた営業に現れ、騒ぎになったようです。

気を付けて下さい。ユニットバスは取り付ける時にきちんと高さの調整をするものなのです。後々、調整することはありません。ボルトは接着材で固めてしまい動きません。

この例のように床下や天井裏・屋根は、悪徳業者にとって宝の山なのです。作業の前後で確認するお客様は殆ど居ないからです。