本格的耐震補強工事

ここ30年で阪神淡路・東日本・能登半島と大地震が起きています。倒壊した木造建物を見ると原因がわかり、対策も示されています。新築の場合は法律で施工方法が決められており、現状これ以上の対策はありません。

問題は既存住宅の耐震補強です。耐震補強は4つの要素が大事で、補強方法も明確に示されています。

  1. 丈夫な基礎にする(鉄筋を入れたコンクリートで補強)
  2. 柱が土台から抜けないようにする(基礎と柱を金物で緊結する)
  3. 壁を強くする(筋交いや構造用合板で固めます)
  4. 建物全体のバランスを良くする(大きな開口部を避け、1階を大きく、2階はなるべく小さくするなど家の中心に重心が重なるように)

等が決められています。建て替える事を考えるなら、一度に工事する事も出来ます。模様替えや新しい設備の入れ替えも可能です。

他人事だと思っていませんか。地震災害に慣れてしまっていませんか。耐震補強工事はリフォームローンが使えます。木造住宅は、雨漏れやシロアリの被害がなければ数百年持ちます。法隆寺は1400年前の建築で、日本最古の木造建築です。

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