壊すな 家
新聞やテレビで、新築の家の広告が大量に宣伝されています。また家を家電製品や自動車のように完成品として扱い、購入者を探しています。それって本当に正しい事なのでしょうか。
私が考える家とは、必要に応じて変化させて行くもの。子供が増え、部屋が足りなくなる事はあります。しかしその期間は10年〜15年程度。家の寿命からするとほんの一時で、改装工事で対応出来るはずです。設備の老朽化や模様替えを理由に建て替えをする人もいますが、借入返済が日々の生活を追いかけてきます。
在来工法の家は、10年や20年で建て替えなければならないようには作られていません。主要構造物(基礎・土台・柱など)は蟻害や腐食がなければ、100年以上持つように作られています。模様替えと建て替えは違います。在来工法の家は、主要構造物を含め作り直すことができます。仮に建て替えても、玄関・居間・水回りは前と同じような所に配置され、新しくなったのは内装だけなんて事も。昔から太陽は東から昇り西に沈みます。また道路の位置は変えられませんから。
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