先日、鎌倉マイホーム学院二期生の方が中古住宅を購入しました。『リフォームしたいので見て貰いたい』との依頼があり、さっそく現地に行き内見しました。
築二十五年程、注文住宅で建てられたなかなか趣のある家で手入れも行き届いていました。ところが、床板をはがし、点検してビックリ!布基礎が60?位壊されているのです。よく見ると他にも壊されている所が数ヵ所ありました。調べてみたら白アリ業者が原因だと解りました。
白アリ駆除の薬剤をまく時、人が通れる巾を確保する為に作った通路だったのです。確かに白アリは駆除されたかもしれませんが、家にとって一番大事な基礎を何ヶ所も、傷つけ壊されてしまっていたのです。
白アリの餌はしっけた木材です。そのてんベタ基礎は湿気が無く、木片などのゴミがなければ、白アリは住めません。
ゴキブリや白アリが死んでしまうほど強い薬をまくこと事態、人間の体に良いわけがありません。特に赤ちゃんは床をはって育つ事を忘れていませんか。子供を安心して育てられないような住宅環境は、見過ごすわけにはいかないと考えています。
是非一度、床下の点検をお勧めします。時期としては、梅雨前の今が一番ベストだと思われます。
このお宅は現在、耐震補強工事を含めた基礎の補強とリフォームの打合せを進めているところです。プレハブや大手ハウスメーカーにはない、自然を活かした暮らし方を提案します。