鎌倉山で築80年位の古民家の再生工事が始まりました。道路から一段低くなっている所に作られており、2階に玄関があるような家です。擁壁を1か月位かけて作り、壁の撤去作業に取り掛かりました。壁は昔ながらの作り方で『木舞』を組んだ土壁になっています。全ての壁が土壁ですので重さは相当の物でした。
その後、瓦からガルバリウムの屋根に作り変える為瓦をおろし、垂木を取り替え野地板を新しいものに取り替えました。瓦は昔ながらの葺き方で『とんとん』が敷かれていました。瓦を固定する為の土も沢山使われており大変な作業でした。壁と屋根の撤去で十数トンの重さが軽減され相当軽い家になりました。
耐震補強工事も併せて行いますので仕上がれば新築した家と殆ど変わらない位の丈夫な家に生まれ変わります。家自体が大きかったので、減築する部分もあります。間取りや内装・設備が新しくなりますので、昔ながらの趣は残しつつ、味わいのある終の棲家に大変身です。
工事中に付き普段見られない所が沢山ありますので、事前にご連絡いただければ、ご案内いたします。
古民家大改装耐震補強の決定版の見学会です。
趣のある古民家にお住まいの方は是非ご覧ください。