値段は正直シリーズ  断熱材編2

いよいよ本格的な寒さがやって来ます。隙間風が入ってくるような家は少なくなりましたが、家の中にいても寒くて居られないような家がまだあるようです。暖房機で幾ら温めてもその熱が壁やガラス窓からどんどん逃げているからです。

ガラスから逃げる熱はガラスの性能を良くすることで解決します。壁から逃げる熱は断熱材の性能を良くすれば解決するのですが、壁が仕上がってからでは中を見ることが出来ません。性能は金額に比例するのでコストを抑えた家に性能の良いものが使われているケースは少ないようです。今でも50㎜位のグラスウールが使われていて驚いてしまいます。性能は数値で調べることが出来、一般的な100㎜のもので熱抵抗値が2.0、高性能グラスラスウールで2.63です。壁の中に施工する為隙間ができたりして実際はこの数値の60~70%位に落ちます。現場発泡式のフェノールやウレタン・ポリスチレン等は性能的にはかなり高い数値が出ますが、コスト的にも高くなります。

神奈川近辺の住宅では高性能グラスウールか吹込み式のセルロースファイバーがお勧めです。コストを下げる為に性能迄落としては意味がありません。

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