暖房に天敵は窓
いよいよ本格的な冬が到来します。地球温暖化が進み暖かくなっているといっても、平均一度上がるか上がらないかの話です。それで極地の氷が溶けだすのですから、大変な事には違いありません。
冬場の暖房を考えた時の窓は大変重要です。日本の住宅は南側に大きな掃き出しの窓を作るのが一般的です。日中は明るさも・暖かさもそこから十分に取り入れています。しかし、曇りの日や、夜はどうでしょう。大きなガラス面から、暖められた熱がどんどん逃げているのを知っていますか。住宅に普通使われているガラスの窓からは、壁と比べると約9倍の熱が逃げています。いくら部屋の空気を暖めてもガラスが暖まることなど絶対に有りません。冷たい外気にさらされている限りどんどん熱が奪われます。
二重ガラスにする理由は、外気にさらされる面のガラスは外気と同じ位の温度になりますが、温度を直接伝えない空気の断熱材で守られた内側のガラスは、部屋の温度を保とうとするのです。空気より熱を伝えにくいのが、アルゴンガス等です。ガラスとガラスの隙間の空気を抜いて真空にすると、完全な断熱層が出来て、部屋の暖かさが外に漏れなくなります。
木製で真空ペアガラスのLOW-Eの窓が一番効率が良いでしょう。