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建物の外壁ついて

建物の外壁ついて外壁は、屋根と共に家を守り、ただ雨風を防ぐ為だけでなく、意匠の面からも重要な要素です。古くは、土で塗り固められた土壁がほとんどでした。竹を細く裂いて網目状に組んだ小舞に、土にわらを細かく切ったものを混ぜ、それを塗り込んでいくという方法です。

一見弱々しそうに思えますが、案外ねばりがあって、解体の時など、けっこう手ごわいです。室内側は、土壁で外側が板壁という作り方が、かなり一般的だったように思われます。

最近の建物を見ますと無機質なサイディングが多く施工されています。気候の変化や防水性・防火性を考えると仕方がないのかもしれませんが個性とか趣などとは、縁遠い物になっています。

建築基準法により市街地の防火性を考え、板壁の施工が難しくなっていましたが、防火性の高い商品の開発が行なわれ、市街地でも使える不燃材料の認定を受けた板が商品化されました。

住む人の地域地域にマッチした家づくりを考える時、味気ない、無機質な材料を積み上げた家でなく、自然素材を上手に使う家づくりに取り組んではいかがでしょう。

布・和紙・木・石…… 使う場所を考え、それぞれの材の持つ性質を引き出し、和風とか洋風とかにとらわれず、自分風に楽しんだ住まいを手に入れてほしいと思います。

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