太陽光発電が叫ばれて久しくなり、売電して元が取れると宣伝しています。電気料金は一般家庭では1kw/h当たり大体24円位で買っています、それを42円で売れたら儲かりますね。仕組みがおかしいのです。その差額18円分は装置を取り付けていない人達が負担しています。その問題が指摘されて今は38円に修正されました。それでも14円分は負担しているのです。
確かに太陽の恵みを電気に変え利用することは素晴らしいことです。本来売電などせずに太陽光で作った電気を自分が使えば本当のエコライフだと思いまが、そのようにするためには蓄電装置が必要で、その費用が100万円近く余分にかかります。自分で使わなくても売電すれば儲かるわけですから、蓄電装置の普及は全然進みません。日中家族の居なくなった家で発電した電気は売電して儲けて、夜家族が戻って沢山使用する電気は電力会社から安く買っているのです。
電気を含めたエネルギーの使用割合で一番大きいのは、給湯と暖房で60%位を占めます。太陽エネルギーでそれを賄うことが簡単にできます。地球環境を考えたとき節電と太陽エネルギーの本来の利用に戻りましょう。売電はエコロジーや節電の考えとは明らかに違います。