一般的に家の基礎と言っても色々な方法があります。
昔は、家自体が平屋でそんなに重くなかった為、大きめな玉石を置いてその上に土台を廻した簡単な基礎でも施工上問題はありませんでした。今では最低でも、中に鉄筋の入った構造の布基礎といわれる工法で施工します。家の外周をぐるりとこの基礎で作る訳です。
しかし、よほど地盤が固いとか、平屋建てでない場合は、どうしても基礎に割れやヒビが入ります。まして、地震の時の揺れや車の振動等、日常的にも地盤に影響を与え続けています。
また、開発された造成地などは盛土されている場合が多く、基礎よりもずっと下方の土が、家の重さや振動・雨水の浸透等によって圧縮され、基礎のコンクリートが壊れてしまう事も多くあります。それでは、丈夫な基礎を作るにはどうしたらいいでしょうか。
先ず地盤の調整から始めます。簡易式ながら地下10m位まで調べられる方法があり、費用は6~7万位です。もし軟弱地盤という事であれば改良工事をします。方法は、基礎の設計を変更する・土を入れ替える・セメントの注入、または、杭を打ち込む等です。
良好な地盤の場合でも布基礎ではなく、ベタ基礎にします。家を建てる部分の地盤全体をコンクリートの盤にする方法です。生コンの圧縮強度も二百十?以上で、鉄筋は異形13?を上下Wに施工し、コンクリート厚は、二百五十?以上がいいでしょう。 仕上げ材や見栄えばかり熱心に説明する展示場の係員には、あまり興味の無い授業でした。