丈夫な基礎が出来たらいよいよ軸組み。初めに土台を敷きます。家を真っすぐ建てるには土台を水平にします。基礎と土台を隙間なく合わせる必要があり、隙間がある時は薄い金属の板を挟んで調整したりします。現在は基礎の施工技術が上がり、基礎コンクリートを打ち込む時に特殊なモルタルを流して土台との隙間を無くしています。
肝心な土台は、古くは栗の木の様に固くて腐りにくい材料を使っていました。工事費が上がるので今では防虫土台という腐りにくい薬剤を注入したものが主流に。栗の木は線路の枕木に使われるほど固く水に強い材料です。今でもお客様に説明し、風呂場など湿気のある所に使う事もあります。軸組みの場合は土台がありますが、最近の工法では土台のない家も。厚みのある板を組み合わせ家全体を作る方法で、ツバイフォー工法です。土台や柱がなく、完成後の間取り変更がし難く、壁を抜けないのが難点なのと、雨漏れなどで腐った所だけを取り替えづらいのが問題です。
何百年と使える家です在来軸組み工法の家が見直されています。
