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耐震診断商法に気をつけて

先日、鎌倉寺分にお住まいの方から「リフォームをしたい」との連絡が有り、早速伺いました。「この家は耐震補強をしているので、地震に関しては大丈夫です」と自慢気に言っていましたのでどのような工事をしたのかと見せて頂きました。

床下を見たところ、長さ15㎝位の金物が土台と基礎を結びつける様に40~50㎝間隔で凄い数取付けられていました。「このように金物を付ければ地震が起きても家は大丈夫」と業者の営業マンに説明されたようです。悪徳業者に騙された被害例の一つです。

何処がおかしいのでしょうか。耐震補強の考え方は①丈夫な基礎②柱が土台から抜けないようにする ③壁を強くする ④家全体のバランスを良くする等が大きな要素です。柱が土台から抜けないようにするには、土台と基礎ではなく柱と基礎を直接結び付けることが必要です。ホールダウンという専用の金物を使い基礎と緊結します。

家の中から耐震補強する場合、普通の家庭では床下のみで施工する事は出来ません。床から30~40㎝位壁を壊さなければ、金物が取付けられないからです。あなたは騙されていませんか。

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