玄関扉や窓にアルミサッシが使われ始めて大分年月が経ちました。
丈夫さも見掛けも悪くないので、あっという間に広がり、今では当たり前の様に使われています。しかし欧米では木製サッシが普通で外部に面するところにアルミは殆ど使われておりません。理由は夏暑くなり、冬は寒くなるからです。
アルミの熱伝導率は板や畳に比べて1500倍位高いので、外の寒さを止めることが出来ません。又部屋の中の暖かさをどんどん外に逃がしてしまうのです。そこで考えられたのが、アルミに樹脂を取り付け熱伝導を抑えたアルミ樹脂複合サッシです。このサッシにペアガラスのLow-Eタイプのガラスを入れれば、夏涼しく・冬暖かい家が出来るのです。
欧米のものが全て良い訳ではありませんが、アルミを使わず、木製の枠にトリプルガラスのLow-Eタイプのガラスを入れて、静けさと・暖かさを強調して販売しているメーカーもあいます。日本でも木製サッシを作っている所は沢山あります。しかし大手メーカーが無いので知られていないのが現状です。
私は日本の木製サッシにスペーシアという真空ペアガラスを組み込んで使っています。快適で幸せな気持ちになれる家の大事な要素です。