ハウスメーカーの設計費用も基本的に有料です。予め幾つかのタイプが用意されており、その中から選ぶようになっています。本来設計とは建築する場所によって、それぞれ違った形になるのが普通で、用途地域・建蔽率・容積率を考えながら建て主の希望を聞いて、作り上げるものです。
間取りが先に決まっていて、敷地にそのプランが収まるかどうかを考えたのでは順序が違います。土地の値段が高い所に無理やりプランを押し込めた様になってしまい、効率が悪くなってしまいます。設計する上での手順は、道路・高低差・東西南北・家族構成・将来・予算等を考えてプランするもので、いきなり間取りから入るのは如何なものかと思います。
屋根の形・材質、外壁や開口部の仕様・材質等は、間取りとは切り離して考えます。それからが間取りですが、『明るく 楽しく 幸せな気持ち になれる様な家』になる様に先ず玄関の位置・大きさを考えます。次に水回りを考えながら階段の位置を想定します。それから収納を考えながら居間や寝室を決めていきます。そうすることで建築敷地にあった、建て主の希望を踏まえた設計になります。
家作りは設計の段階から始まります。腹を割って相談できる普通の建設会社を選ぶことが賢明です。