お盆が明けても日中はとても暑い日が続いています。前回は壁で断熱をする方法を考えてみましたが、窓を断熱する方法は無いのでしょうか。2つ考えてみましょう。
アルミサッシは熱伝導率が高く高い方の温度と同じ温度になる性質があります。外気温が35度の場合室内側のアルミの枠も35度になってしまいます。エアコンで室温を下げてもアルミの枠からどんどん熱が放出されます。
アルミ樹脂複合サッシは、一体の枠で外側をアルミ、内側を樹脂にした物で、アルミと縁を切って作られており、熱伝導を止めることが出来ます。窓は壁よりも数倍温度変化の影響を受けますので、ガラスを一枚の物からペアガラスにする事でかなり効果が上がります。
一番お勧めはペアガラスの内側にLOW-Eフィルムが貼ってあるものが有り、このタイプのガラスになると断熱効果は非常に高くなります。新しく建設されるオフィスビルや電車の新型車両には殆んど採用されています。冬の暖房の効果が高くなり、夏の冷房の効率が高まります。
窓全体を取り換えるのが一番いいのですが、工事が大掛かりになります。費用面を考えるとガラスだけをペアガラスのLOW-Eに取り換えることでも効果があります。