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木材の保護について

家を守るためには色々な方法があります。雨水による木部の腐りや夏の強い日差し、冬の雪、一年を通して環境が大きく変わります。昔から塗装をすることで材料の劣化を防ぐ工夫をしてきました。代表的なものとして、漆があります。何回も塗り重ねることで色艶も良くなり、素材を長持ちさせてきました。お寺や神社に使われることも多く、内部だけでなく外部にも使われています。柿渋も防水効果が高く、昔漁師さんが綿の網を柿渋の樽に付け込んで、水切れの良い網にしていたようです。

現在では漆や柿渋を使うことは少なく塗料を使うことがほとんどです。先ず種類ですが木部用・鉄用・コンクリート用に分かれます。それからグレードがあり18Lで1万円程度の物から8万円以上する物まで有ります。後は塗り方で、技術もさることながら、下地処理から仕上げまで何工程で塗るかで寿命が違います。

塗る物に合わせグレードの高いもので工程を省略せずに行えば、モルタル塗装の場合15年以上塗り替えなくても大丈夫です。塗り替えて2~3年で違いは分かりません。値段の安さに飛びついて5~6年でまた塗り替えをしている現場を見ると気の毒になります。本当の事を言ってくれる人が近くにいるはずです。


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