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危ないリフォーム

先日、大船の知り合いから中古住宅を買ったので、改装して欲しいと依頼があり、工事を始めました。

耐震補強工事をする関係で、床・壁と剥がしていきました。この家は何回か改装をしているようで、色々なことが分かります。

まず、間取りを変えるために柱を移動したようです。しかし、その移動した先の土台の下には基礎が有りませんでした。また、風呂場に窓を付ける為に、腰高になっていた基礎の上の土台を切断して窓がついています。結果として、厚さ10cm位しか無い所に柱が乗っていて、ブロックで出来ている風呂場の壁兼基礎は、無残にも家の重みで割れていました。

他にも筋違いの長さ不足や切断等、かなりずさんな工事が行われています。一般的な布基礎は床下の通気の為に60cm位の間隔で、切れています。床上のことだけ考えて柱を移動すると大変な事になるのです。

風呂場の窓にしても、サッシを先に注文してあり、取り付けのときに土台を切断しなければ、天井より窓の方が高くなってしまうので無理やり行った工事でしょう。改装工事で3cm×9cm以上の材料を切断された場合は、その理由と対策を聞いてみる事が大事です。納得できる説明ができない業者は要注意です。

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