家にとって一番大事で注意すべき場所は土台と屋根です。屋根の仕上げ材を何にするか(瓦・スレート・金属)は別問題で、下葺き材を何にするかですべて決まります。
仕上げ材だけでも小雨なら十分に防げますが、強い雨風になると仕上げ材の下にも雨水が侵入します。下葺き材がその雨水を受け止め、排水する構造です。屋根は、勾配と仕上げ材と下葺き材の3つの要素で成り立ちます。勾配は平らに近い物から足場を組み上げなければ施工できないほど急なものもあります。勾配は急なものほど雨水の侵入は防げ、仕上げ材は耐震面で軽い方が安心できます。
下葺き材は雨水だけでなく湿気も防ぐ性質のものが良いとです。昔ながらの薄いルーフィングから改質アスファルトルーフィング・アスファルトフェルト等と色々あり、耐用年数も10年程から60年位のものまであります。値段も数千円~数万円まで開きがあります。
見えない所ですが、良い家は見かけより性能を大事にする事ではないでしょうか。『安物買いの銭失い』を避けるため、正直に言ってくれる人を身近に置いてください。