政府が声高に推奨している太陽光発電ですが、本当に次世代のエネルギーの主力になるのでしょうか。原子力発電所1基分を太陽光発電で賄うには東京都の23区全部に太陽光パネルを敷き詰める必要があるそうで、その様な事はとても無理だと思います。我々は電気を電力会社からKwh 当たり平均24円で買っています、太陽光発電で余った電気を約44円で売っており、何か得した感じですが、差額は我々利用者が負担しているのを知りません。太陽光発電が普及すればするほど成り立たない仕組みなのです。
もっと単純に太陽光を利用出来ないでしょうか。太陽光ではお湯を沸かす事が出来ます、90度以上になるお湯で暖房する仕組みがあります。お風呂にも使え、給湯にも使えます。家庭で使われるエネルギーの60%は給湯と暖房です。これを太陽光で賄う事が出来るのです。電気でなければ出来ない照明や動力は電気で賄い、給湯や暖房は太陽光で賄えば原子力による発電を減らし、化石燃料の消費も格段に少なくなります。
新しく電気を作り出す方法の研究や、省エネの家電製品の開発も大事ですが、電気を極力使わない生活の仕組みも必要です。だからと言って、我慢大会を奨励しているのではありません。