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外断熱は本当に暖かいのか

暮らしやすい家を手に入れたいと思うのは誰も同じだと思います。安全で健康的で安らげる家を探している方がほとんどですね。そういう家の条件は何でしょう。それは夏涼しくて冬暖かいことです。家の中の温度を、電気をなるべく使わず快適に保つ為の工夫が必要です。

アルミサッシより樹脂、または木製サッシにしたり、一枚ガラスからペアガラス、トリプルガラスにしたりしています。しかし一番肝心なのは、完成したら見えない断熱材です。私の会社で当たり前に使う高性能グラスウールの性能(熱抵抗値)は2.63。一方、外断熱に使われる高性能発泡フェノールは4.76でグラスウールの約2倍近い熱抵抗値なのが分かります。(いずれも厚み100㎜の場合)

しかし、木造住宅の外断熱の場合、40mm程度しか使えません。そうすると熱抵抗値は1.904となります。そこで内部充填断熱だとグラスウール・セルロース・羊毛等を内壁と外壁の間に入れるので、通常の木造住宅ならば100mm入れられます。この工法の方が熱抵抗値2.63で、外断熱より暖かい家が出来るのです。

一時のブームや宣伝・セールスマントークに迷わされずに、数値にも関心を持つ事が大切です。

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