太陽光発電で売電いいの

東日本大震災から丸3年が過ぎ、瓦礫等の処理はずいぶん進んだようですが、避難地域に指定された方々の生活はまだまだ大きな問題を抱えているようです。今年の夏の電力は原発の再稼働無しでも何とか乗り切れるようですが、老朽化した火力発電施設に鞭打って頑張るようです。

ところで官民挙げて太陽光発電を推奨していますがどうでしょうか、電力会社から買う電気代はKwh当たり約24円、太陽光で発電して電力会社に買ってもらう金額はKwh当たり約38円で差額が儲かる仕組みです。その差額はだれが負担しているかというと24円で買っている人達で、買い取る電気が増えれば増えるほど24円では賄えなくなります。

今太陽光発電は全発電量の1%にも満たないので、買い取り電力も少ないのですが、原発の代わりに太陽光発電で賄おうとすると、電気代がどの位値上げになるのか測り知れません。

太陽光発電の考え方は自分の家で作った電気を自分の家で使う事で、電力会社に売ることではないはずです。太陽光発電と蓄電設備を切り離さず、売電で設置費用の元が取れますなどと売り手の営業トークに惑わされず、福島の教訓を活かし冷静にエネルギーの問題を捉えて行くべきだと思います。