なぜ同居
3月3日は雛祭り、5月5日は端午の節句。女の子でも男の子でも成長する姿を見るのは誰もが幸せを感じる一時です。やがて子供達は成長し、家はどんどん狭く感じられるようになります。子供達は自分の部屋を欲しがり、親はいよいよ新築するか、増築するかを考え始めるのです。
ところで、今の家造りの考え方は多様化していて複雑です、人の五感を満たさなければならないように変わってきています。その家に暮らすことで快適で幸せな気持ちになれるような家造りが求められています。特に熟年になった方達の暮らしには、画一的で大量生産されたような家では満足できません。子供さん世代に同居を持ちかけられ大手ハウスメーカーで家を造りましたが、出来上がってみると自分達の居場所が無くなってしまい、戸惑いや我慢をしている親御さんが多くいます。
子供さん達の事情で無理に同居など考えずに、動けなくなったら身内・家族が献身的に世話をするという考え方に囚われることを止める事です。医療も延命という考え方から人としての尊厳を大事にする方向に変わってきていますし、福祉も充実してきていますので自分達が生活しやすいように小さくても工夫した家造りをすることをお勧めします。