体の芯を温める

体の芯を温める

今年の冬は寒いです(※)。私が作る家は蓄熱式の床暖房の家ばかりですので感じませんが、普通の家に伺いますと足元から冷えて本当に寒い家が多くて驚きます。

体を温める方法はエアコンの様に体の表面を温かく感じさせる方法と、炬燵・火鉢の様に体の芯を温める方法に分かれます。部屋の空気を温めて暖かさを感じるには室温を28度以上にして温かい温風を吹き出させる必要があり、最近は人を感知してその人を温風で追いかける様にしたものまであります。それに引き替え炬燵・火鉢・蓄熱式床暖房は、手先や足の先を温める方法です。

蓄熱式床暖房の床の表面温度は22度~23度位です、これで何故あんなに暖かくなるのでしょうか。心臓から送り出される血液の温度は、その人の体温と同じです。血管を通して送られる血液は冷たい手先・足先迄行って大体30秒弱でまた心臓に戻ってきます。冷たい床で一気に冷やされた血液は足首・膝・腕・腰等の熱を奪いながら心臓に帰ってくるのです。蓄熱式の床暖房は一番冷える足先に血液が行った時、逆に温められて戻るので節節の熱を奪いません。

床や壁・天井の温度が一定に保てる蓄熱式床暖房は体の芯(血液)を遠赤外線で温める理想的な暖房方法です。

(※2月に書かれたコラムです)