冬の寒い時、窓ガラスに真白く水滴が付くことがあります。子供の頃その上から指で字を書いた経験が、誰にでもあることでしょう。これが結露で、家を傷めるだけでなくアレルギーの原因にもなります。
そしてこの現象は、窓ガラスだけに起こる事ではありません。天井や押入れ・壁の中など外から見えない所でも繰り返し起きているので困ります。結露のメカニズムは、次のようになっています。
冬の3℃—70%の外気を家の中で暖房加熱すると、20℃では湿度25%、26℃では湿度16%という、猛乾燥になります。快適生活のためには、湿度 45%程度に加湿が必要です。夜になり水分を含んだ空気の温度が下がって湿度100%に近づくと、結露になってしまいます。
それでは結露させないようにするには、どうしたらいいのでしょう。20℃—45%に暖房加湿した家では、家の中を10℃以上に保っていれば結露はなく、ダニやカビの発生もほとんどありません。
この環境をずっと保てばいい訳です。その方法は、家全体を暖める24時間床暖房なら可能です。家族の健康を考えた家づくりを是非考えてみて下さい。