涼しい家にする 天井裏

本格的な夏に向かってエアコンに頼らず家の中を涼しくすることを考えてみましょう。

カラーベストや金属板の屋根に照りつけた太陽光は屋根材を熱くし、手で触れないくらいの温度になります。そして天井裏の温度は簡単に60~70度以上になってしまいます。風のある日は部屋の空気も流れて過ごせますが、風のない熱帯夜の時などは天井や壁からの輻射熱で部屋の温度が下がりません。

そこで、屋根の一番高い所に穴を明けて熱を逃がす方法が考えられました。換気棟という部品を取り付ける方法で、天井裏の熱を外に逃がすことが出来ます。熱い空気は自然に上に登っていきますので、天井裏の温度が下がります。

また換気棟を付けないで電動の換気扇をつけて強制的に熱を排出する方法もあります。外壁の一番高い所の壁に取り付け反対側に吸気の穴をあけます。いずれも新鮮な空気を取り入れ換気棟や換気扇から外に吐き出す方法です。そうすることによって天井裏の暑い熱気は外気温と同じ位の温度にまで下がり過ごしやすくなるのです。

瓦屋根の場合は瓦と野地板の間に空気の層が出来るため、天井裏の温度は比較的に熱くなりにくい構造になっています。換気棟や換気扇の取り付けは改装工事で出来ます。