床暖房の種類
二週続きの大雪には驚きましたね。残った雪が空気を冷やして本当に寒い日が続いています。暖房の有難さをつくづく感じています。
ところで、床暖房のやり方ですが瞬間湯沸かし型の床暖房と蓄熱式の床暖房があります。瞬間湯沸かし型の場合は温めたい時にスウィッチ入れ、使わなくなった時には切る方法で、床だけを温めます。暖かさを床だけからしか感じることはできません。蓄熱式の場合は22~23度に保たれた床から遠赤外線が全方向に伝わりますから、天井・壁・家具・部屋にある全ての物を同じ温度にするように働きますので、どこか一か所が高い温度になって暖かさを感じるわけではありません。ほんのり・ポカポカ体の芯から暖かさを感じることが出来て、春の暖かい日差しを縁側で日向ぼっこしているような感じにさせてくれる暖房方法です。
ホテルや病院と同じように建物の中に入ればどこの場所に行っても同じような温熱環境になるのです。冷え切ってしまった部屋を急速に温める事より、低い温度でも同じ温度に保つ事の方が快適ですし、経済的です。それには断熱材やサッシの性能も大事な要素で、工夫が必要です。これからの家づくりの基本です。