のど元すぎた

 東北大震災の後節電が騒がれ、私達も色々な形で節電をしました。ところが今はどうですか、震災前の暮しにとっくに戻ってしまいました。節電とは逆の方向に向かってしまっています。

 太陽光発電を初めとして、電気を作る方法ばかり取りざたされています。呆れてしまうのが太陽光発電の為の『屋根貸し』という事業で、国が推奨し補助金迄出すそうです。

 民間の建物の大きな屋根に効率よくパネルを並べ作った電気を電力会社に売る仕組みで、原子力発電の不足を補う考えの様です。我々の使う電気はkwh当たり大体24円で買っているのに対し売る方は44円になります。経済の原則から言ってこんな事は続く訳がありません。私達のすべきことは無駄な電気を使わない事と、電気を使わなくても出来る事は積極的に取り入れる事です。

 家庭で使われるエネルギーの60%は給湯と暖房です。これらは太陽熱を利用する事で全て賄えます。自動車の燃料代や家電製品の電気代は技術開発によって省エネが進みました。

 これからは太陽熱を利用したエコロジーの生活が最高のステータスになる時代が来ています。ヨーロッパやアメリカの意識の高い人達はもうとっくに始めています。