住宅の断熱に付いて2

 最近やっと断熱材に付いてテレビや新聞で少し話題になるようになって来ました。

 気持ち良く快適に暮らす為には断熱材が重要なポイントで、性能もハッキリ数値で表されています。
住宅に使用する種類としては、ガラス繊維で作られるグラスウール・古紙を利用したセルロース・発泡系のフェノール・ポリスチレン・ウレタン・それと羊毛等が有ります。

 因みに10cmの厚みで施工した場合フェノールは、かなり性能の良い物です。一般的に良く使われている10kグラスウールの3倍位の値になります。外断熱が一時大流行りになりましたが、発泡系の断熱材が使われています。しかし厚みは3cm位の物しか使われていません。何故でしょう。

 理由は厚くすると釘が効かなくなり、10cmの断熱材の上から外壁を止める事が出来ないからです。3cmのフェノールの性能は、10kのグラスウールと余り変わりありません。私が薦める断熱材は、高性能グラスウールかセルロースです。柱と柱の間に入れる物で壁の中に施工します。もっと性能の良い物を求める場合は、壁の中にノズルで液体を注入し壁の中で発砲する性質の断熱材もあります。本式の和室等に最適で、性能は格段に上がります。