太陽熱利用

 東北大震災から100日が過ぎました。被災地の復興が思う様に進まない状態が続いており、支援物資が届かず衰弱死した方の報道には、やりきれない思いがしました。原子力発電所の復旧作業は日に日に緊迫してきており海に流れ出ない事を願っています。

 ところで、家庭での電気の消費の60%は熱を作る為に使われています。お風呂・お湯を沸かす・暖房をする等です。これらを電気を使わずに出来たら物凄い節電になり、原発に頼らない生活が出来ます。

 世間では電気の消費を減らさないで、作る方法ばかり議論しているように思えます。太陽光発電も実際に停電してみると色々な問題が出て来たようで、蓄電しておく設備が無いので自分の家で発電した電気を夜自分の家で使えない問題が出て来ました。

 家庭の電気の消費は朝と晩がピークで、日中はほとんど電気を使いません。東北大震災の後、昔からある太陽熱でお湯を作る事が今注目されています。90度近くに暖まったお湯を利用してお風呂や給湯・暖房に利用する仕組みで、自分の家で作ったエネルギーを自分の家で使う事こそが、本当のエコロジーだと思います。

 売電して設置費用を稼ぐのもいいですが、原発に頼らない生き方が世界中に広がっています。