遠赤外線の床暖房
床暖房の優秀性は、『究極の暖房』と言われる事からも分かると思います。床からの熱は、60%が波長6〜13μmの赤外線による輻射熱で直接人体へ、そして40%は対流によって空気を暖め、空気から皮膚へと伝わります。波長6〜13μの赤外線は直接皮膚の下層にある温点(暖かさを感じる細胞)を直接刺激しますので、わずかな温度で十分な暖かさを感じますし、人間にとって最も気持ちのいい暖かさが得られるのです。
また、輻射熱で体を暖めるので、室温が温風暖房より4〜6度低くて同じ暖かさを感じます。当然その分エネルギー消費は少なくてすみます。それに、エアコンやファンヒーターのような不快な風がありません。エアコンやヒーターの熱風はダニや埃をまきちらし、鼻や喉や皮膚を痛めます。スイッチが切れた時の風は寒さを感じます。床暖房は、頭寒足熱の快適な熱環境を得ることができ、熱環境への適応力が低いお年よりや幼児に対して最も有効なシステムなのです。
冬でも子供達が裸足で飛びまわれる環境は最高の贅沢かもしれません。燃料は、電気・ガス・灯油とあり、経済的に考えれば灯油という事になりますが、21世紀は自然環境を考え、健康的に暮らすことのできる太陽熱を利用したものが一番主流になってくるでしょう。『遠赤外線床暖房の家』の見学会を計画しています。