床暖房は薬より効く
これから益々寒さが厳しくなりますが、冬への備えは大丈夫ですか。ここ湘南の地でも真冬の朝などは室内で2、3度になり、お年寄など寝ている間に体が冷えてしまう事があります。また首廻りが寒さで血行不良を起こし、肩凝りの原因になったりします。かといってエアコンやストーブを一晩中かけておくのも費用的に難しいと思われます。
そこで、蓄熱式の床暖房です。この暖房は、コンクリートの中に温水を通すパイプを配管し、土間のコンクリートを作ります。太そして、陽で温めたお湯をパイプに流し土間を暖めます。コンクリートは石と同じで、一度暖めるとなかなか冷めません。その原理で24時間、床からポカポカと暖かい輻射熱が放出され、周りの物全てを暖めるのです。
人間の血液は、心臓から体温と同じ36度で送り出されます、足の指先で一番冷たくなり、27秒間かけて戻ってくる間に足首、腰と冷やしていきます。床暖房の良さは、足の指先で一番冷たくなるはずの血液が、足の裏全体で受ける遠赤外線の輻射熱により、暖ためられて心臓に戻ってくる事です。エアコンやストーブのように、表面から温めるのと違い、芯から体を暖めます。床の表面温度は22〜23度で充分です。燃料は地球にやさしい太陽エネルギーです。