内装について 床板編

2014年1月19日

部屋や廊下を板で仕上げる場合を考えてみましょう。

木造住宅の場合、家の中は人や家具など重い物が沢山入ってきますので当然下地の骨組みはしっかり作られています。しかし少し前まではその骨組みに直接12ミリの合板フローリングが貼られているのを目にしました。新しいうちは強さもあり問題は起きないのですが、経年するとミシミシ音がしたり、フワフワしたりして不安が募り始めます。コンクリートの様に強度の有る下地は別ですが、そうでない場合は根太組を太く、細かく入れ、強度のある厚い板を下地にします。その上に仕上げの希望の板を貼れば良いのです。

予算の問題もありますが基本は無垢材です。本物の持つ味わいは他に勝るものは有りません。使う場所に工夫をすれば黒檀・紫檀・鉄刀木・黒柿等の贅沢品も良いですし、花梨・チーク等の高級品も良いでしょう。一般的には桧・杉・パイン等が使われます。材木の値段は、木の種類と産地によって違い、長さ・太さ・厚さで区別され、節が有るものと、無いものかによって分けられ、合板などとは違い希少価値によって決まります。パイン等で節を嫌がらなければ、合板フローリングと同じ位の値段で貼ることも出来ます。