屋根について
2013年6月20日
建物を作る上で重要な要素に屋根をどうするかという問題があります。夏の強い日差しを防ぐ事や、雨風を防ぐ大事な役割があります。
昔は藁や萱を束ねたものを並べて作っていましたが、瓦やスレート・金属に変わってきています。地震や災害の事を考えると金属の屋根材が軽くて強く、瓦の15分の1、くらいですから良いと思います。最近は庇の無い屋根を良く見かけます、土地一杯に建物を建てた為に屋根の庇を作る事が出来なくなってしまっているのです。家にとって決して良い事ではなく、雨仕舞いが悪くなってしまいます。形ばかり気にして複雑な形の屋根も余り薦められません。なるべくシンプルな屋根の方が雨漏りの危険が少なくなります。それと仕上げ材に何を使うかという事も大事ですが、本当は下葺き材に何を使うかの方が大切で、仕上がってからは見る事が出来ません。性能の落ちる下葺き材でも2~3年で雨漏れする事は少なく、10年程度で結果が出て来ます。金額を値切ると下葺き材を性能の落ちる物に変えてしまう業者も沢山います。屋根の基本は形に拘らず、なるべくシンプルに、庇を付けて、下葺き材を性能の良い物で、厚さのある金属の材料を使い、地元の業者に依頼する事です。