先日、友人を介して家を見て欲しいと頼まれ、早速出掛けました。
三年位前に外部の塗装を塗り替えたとの事でした。しかしよく見ると、鉄部の塗装がめくれていたり、木部の表面がひび割れていたりしています。外壁のモルタル部分は手で触ると白い粉が付きました。チョーキング現象です。三年位でこんなに劣化する物なのかと目を疑いました。
塗装と一言でいっても塗る対象によって塗料が違います。鉄には鉄用の塗料があります。外部のモルタルやコンクリートにも適したものが、屋根には屋根用のものがあります。塗料の種類もアクリル・ウレタン・シリコン・フッソ・エポキシ等、性質や価格にも大きな違いがあります。一缶１万円位のものから、８万円位するものまであります。工程もケレン・洗浄・下地調整・下塗り・主材塗り・上塗りとあり、ひとつの場所に何回も作業が行われます。工事費は、どういう材料をどのような工程で作業するかによって、大きく変ります。
仕事を頼むとき、金額だけで業者を決めていませんか。安くします・値引きしますと言っているのは、安い材料で手抜きしますと宣伝しているように聞こえませんか。
