耐震補強工事

ここのところ地震があちこちで起きています。先日の朝方の地震の時は、地震の揺れ初めより20秒位前に、テレビで地震の発生を伝えて来ました。20秒位あればガスの火を消すことくらいは出来そうに思えました。しかし家の中の何処に居たらいいのか、外に逃げたらいいのか等冷静に判断など出来ませんでした。

昭和56年以前に建てられた家の殆どは、耐震補強の必要があります。箪笥と天井の間にプラスチックのツッパリ棒を挟んで安心していてはいけません。大きな地震の揺れはツッパリ棒程度では役に立ちません。壁と箪笥を金物でしっかり固定しなければなりません。

家具の転倒を防ぐ位の事なら日曜大工で十分出来るでしょう。しかし建物自体を倒れ難くするには、正式の方法で補強すべきです。特殊な金物を勧めたり、特許だの意匠登録を申請中だのとセールストークを並べて営業をしている業者が沢山います。本来のやりかたは、国土交通省が木造住宅の耐震精密診断と補強方法というものにまとめています。

具体的には、床や壁の一部を取り外したりしますので、簡単に金物を外からポンと付ける訳ではないので、本職がやらなければ出来ませんが、確実な補強と言えるでしょう。