200年住宅

政府自民党が住宅の200年構想を打ち出しました。かなりの反響があり、あちらこちらで勉強会が開催されているようです。
でも待ってください。ハウスメーカーのプレハブや建売分譲住宅の無かった時代に建てられた在来工法の家は、100年〜200年位は普通に使われていました。お寺や神社だけでなく、古民家といわれる家は数百年の歴史を持つ木造家屋です。

今作られている家は何故20年程でダメになるのでしょうか。それは、風呂・台所・便所などの水廻りを家の中に作った為、水漏れによる腐りやアルミサッシ等の普及で気密性が高くなり結露による腐りなどが考えられます。特に寒い季節には起きている時だけ暖房をするので、水蒸気が明け方になると窓だけでなく壁の中や屋根裏まで結露してしまいます。まして薄いベニヤ板を重ねた床板に柱や梁が合板で作られていては、漏水や結露に対して何の術もありません。

今私が進めている家づくりは「漏水させない」、しても直ぐ発見出来る工法です。したがって土台や柱を腐らせない。温度差を無くして絶対に結露を発生させない工法です。

蓄熱式床暖房によって、24時間快適な環境を作り出します。昔ながらの材料を用い、チョット知恵を使った家づくりをしています。